東京弁は感染るんです
出張で福岡に行って、はじめてJR九州の電車に乗った。
JR九州のシンボルカラーは赤で、赤く塗られた電車が多い。 813系という鹿児島本線などを走る通勤型の車両は、ステンレスの車体に赤いドアが良く似合い、ロンドン郊外を走る列車に良く似ている。 座席は勿論クロスシートである。 九州や関西の通勤電車を見ていると、東京の通勤電車の質の低さが目に余る。 東京にはラッシュ時に座席を収納してしまい、人を押しこめるだけ押しこむ家畜運搬車のような電車が走っているが、これなどは言語道断である。 (阪急電車にも同様な車両があるが、まだ内装に高級感があるので許せると思う。) 813系。赤いドアは内側も赤い。こんな写真を撮って、出張で何をしているのやら。
痒い。
やはり毛虫に刺されたようだ。 5年前にも庭の木の枝を切っていて毛虫(多分毒蛾の幼虫)に刺されて、全身に蕁麻疹状の湿疹が出来て、大変な目にあったことがある。 我ながら、あまりにも気持ちが悪かったので写真に撮っておいたのだが、その日付けがちょうど5年前の98年6月21日になっている。 今回は前回ほどひどくはなく、太腿の内側と二の腕の内側の皮膚が柔らかい部分だけに湿疹が出来ているだけで、こんな所だけが毛虫に攻撃されるとは考えにくいのだが、ヤツらの毒毛は飛び散ることもあるらしいし、5年前の写真と比較しても同じような症状なので、やはり毛虫の仕業らしい。 それにしても、痒い。 5年前の首。尺取虫に引き続きキショク悪い写真ですみません。
庭の木を剪定していておもしろいものを見つけた。
スカシダワラ(透かし俵)である。 スカシダワラとはクスサン(楠蚕)という蛾の繭で、粗い編み目の籠のようで中が透けて見える。 クスサンは翅を広げると10cm以上もある大型の蛾で、灯火に飛んでくる夜行性の少々不気味な蛾である。 幼虫は8cmぐらいある大型の毛虫で、白色の長毛が密生するのでシラガタロウ(白髪太郎)と呼ばれ、触れると痛いが毒物質は含んでいないと本には書いてあった。 今朝起きると、毛虫に刺されたみたいに手と足に蕁麻疹が出て痒いのだが、繭があるということは多分毛虫もいたはずで、刺されたのかもしれない。痒い。 いわゆる野蚕の一種で、かつてはその絹糸が釣り糸として利用されていたそうです。
尺取虫がいたので写真に撮ってみた。
何かネタにでもできないかと思って辞書を引いてみたところ『尺取虫(しゃくとりむし)の屈(かが)むはその伸(の)びんがためなり』という言葉が載っている。 他におくれをとったり、事が思うようにならなかったりして自信を失った若者をはげます場合に使う言葉らしい。(今の若者に言っても通じないことは明白であるが) 尺取り虫がからだを縮めるのは、次にからだを伸ばして前進しようとするためであるように、将来大きく発展しようとする人間は、しばらく忍耐して時機を待つことも必要であるということなのだそうだ。 尺取虫を見てこのような事を考えついた昔の人はどのような頭の構造をしていたのだろう。 鱗翅目シャクガ科のガの幼虫の総称。(この手の虫が嫌いな方、すみません!)
どくだみの花が咲いている。
関西ではどくだみのことを十薬(じゅうやく)というらしいが、私は言わない。 どくだみは冷蔵庫の消臭剤の替わりになるということを聞いたことがある。 一度試してみようと思っていたのだが、どくだみは人糞の臭いがすると勝手に思っていてなかなかその気になれなかたのだ。しかし摘み取ってみると人糞の臭いはしない。 今までヘクソカズラ(屁糞蔓)の臭いと間違って記憶していたことがわかった。 臭いはするがそんなにいやな臭いではなく、冷蔵庫に入れると確かに消臭剤として使える。 こうして見るとなかなかきれいなどくだみの花。
掲示板でも話題になったカマドウマが我家の玄関に現れた。
それも、以前「今日の戯言 2002/7/12 カマドウマ」で紹介した普通のカマドウマの百倍も気色悪いマダラカマドウマである。 「今日の戯言」に記しておいたおかげで、今年の出現は去年より1ヶ月以上早いことがわかるとともに、我家にはカマドウマの他にマダラカマドウマまでが棲息していることが判明したわけである。 毎年恒例であるが、このあとアシタカグモが出現して、運が悪ければゲジゲジやムカデまで遭遇することになるのだ。 恐怖はこれからなのである。 ”さぶいぼ”を出しながらシャッターを押して撮ったマダラカマドウマ。
庭にある山椒の実を収穫した。
うなぎのかば焼きに山椒の粉は欠かせないが、これは秋に赤茶色に熟した実の中にある種子をすりつぶしたもので、今日収穫した青い実は佃煮にするのだ。 山椒の佃煮と白いご飯の組み合わせは最高である。 佃煮にできるほどの実が採れる山椒の木があるとは、ある意味で非常に贅沢なことであると思が、片道2時間近くもかけて田舎から都会まで通勤しているのだから、これぐらいの贅沢がないとやっていられない。 (これぐらいの贅沢で、片道2時間の通勤を我慢できるとは、自分で自分を誉めたい気分である) 10cmぐらいの鉢植えの山椒の木を地植えにしたら、3mぐらいに育ってしまった。 |