東京弁は感染るんです
神戸に帰ったとき、JR神戸線の普通電車に『夏スマ 2002須磨』という涼しげなヘッドマークが取り付けてあるのを見つけた。
阪神間に残された唯一の海水浴場である須磨海岸はこれから大混雑する。 戦前までは砂浜も広くウミガメがよく産卵に来ていたと父が話していたのを思い出す。 私が子どものころには、砂浜は侵食されて狭くなり海も汚れていて、海水浴の季節になると大腸菌が検出されないように流れ込む河川を塩素消毒していた光景が目に浮かぶが、最近では砂浜も広く改修され、見違える様にきれいな砂浜になっている。 都会の海で泳げるというのは神戸の誇りであり、いつまでもきれいな海岸であってほしいと願う。 2002/7/12 カマドウマ
私はクモとかムカデとか肢の多いヤツは苦手である。
昆虫は肢が6本しかないので、ゴキブリであろうがイモムシであろうが別に平気なのだが、カマドウマだけはどうも苦手である。 カマドウマというのは便所コオロギとか海老コオロギとか呼ばれていて、海老のように湾曲した翅のない体に細長い糸状の触角をもつ昆虫である。 秋の季語になっているらしいが、この気色悪い虫は夏でも冬でも忘れた頃に出でくる。 今日も玄関の片隅に出没した。 昆虫なのに何故カマドウマが苦手なのか、多分あの長い触角を私の頭の中で肢だと認識してしまうからではないかと思う。(マダラカマドウマといって体がマダラ模様のヤツがいて、こいつは普通のカマドウマの百倍も気色悪い。) 2002/7/10 ほおずき市
昨日は都心に出る用事があったので初めて浅草寺のほおずき市を見てきた。
関西ではあまり馴染みがないが、毎年四万六千日の縁日に当る7月の9日10日に開かれているそうである。境内には200以上の店が出て鉢に入ったほおずきを売っている。 はっぴにねじり鉢巻姿の威勢のいいお姉さんに声をかけられると思わず買ってしまいそうになるが、このほおずき、縁起物とはいえ一鉢2500円もするのだ。 ほおずきというと、近所の農家の庭先に雑草化して生えているほおずきを思い出してしまって、私は買う気にはなれないのだが、食えもしないほおずきがこれだけ大量に売れるとは、さすが江戸っ子、粋である。 2002/7/3 子猫(つづき)
拾ってきたロシアンブルー似の子猫、トイレの砂をパルプ製のものから固まるタイプの猫砂に変えたらトイレを覚えたようである。消臭剤地獄からとりあえず開放されて、まずは一安心だ。
しかし油断はできない。 パソコンの前に座っていると、ひとの足に爪を立ててよじ登ってくるのだ。おかげで足は引っ掻き傷だらけである。 どうもキーボードとマウスが気になるようなのだ。 しかしマウスがわかるとは、ひょっとしてこの猫、天才なのかも知れない。 |