東京弁は感染るんです
正月に神戸の実家に帰ろうかどうしようか迷っている。
というのも、我が家には人間のほかに例の拾ってきた猫と犬がいてヤツらを一緒に連れていってもよいものかどうか決めかねているからだ。 犬は何回か連れて行ったことがあるのだが、猫は旅行などに連れていくと大きなストレスになるのだそうだ。 昔、犬のほかにウサギやアヒルを飼っていたことがあり、さすがにアヒルは連れていけなかったが、犬とウサギをつれて帰省したことがあった。ウサギはおとなしいのでダンボール箱に入れっぱなしにしても文句は言わないが、猫はそうはいかない。 犬と猫は仲が悪いし、同じ車のなかにいて喧嘩をしないか心配である。 あとのことを考えずに安易に猫を拾ってくると帰省もできないのである。
猫を拾ってからもう半年になる。(猫の写真館つくりました。←暇人)
オス猫は10ヶ月ぐらいで発情期を迎えるそうで、そうなるとあちこちに臭い尿をスプレーするようになるらしい。 そうさせないためにも、また不幸な子猫を作らないためにも避妊手術をするのが飼い主の務めであるらしいが、心情的に今一つためらいがある。 それ以上に大きなためらいは手術費用である。 我が家の財務省は「お父さんが拾ってきたんだから、私は知らないわよ」と冷たいので(冷たい理由は壁紙をボロボロし、ニャーニャーうるさいく、態度が大きいことが原因)、少ない小遣いから費用を捻出しなければならない。 今日も外は寒いが、ますます懐も寒くなってくる。
玄関脇に植えているナンテンの実が真っ赤に色付いている。
ナンテンは難転に通じるとかで災難よけとしてよく植えられている。 我家のナンテンは10年ほど前に鉢植えで買ってきたものを地植えにしたものだが、この間特に大きな災難には遭わなかった。(神戸の実家が震災で半壊したが、そこまでこのナンテンに面倒みろとは言えない。) しかし、最近はナンテンのご利益も効き目がなくなってきたようで、資産価値が下がりすぎて住宅ローンの借り換えはできないし、今年の夏に続いて冬のボーナスもカットされるらしいし、寒いのにファンヒータは壊れるし、テレビの映りは悪くなるし、難が転じてくれない。 株分けでもして家の周り全部に植えたほうが良いかも知れない。
本栖湖の近くの道の駅でヤーコンなるものを売っていた。
はじめて目にする食べ物である。すがたかたちはどう見てもサツマイモで、ビニール袋に3本ほど入って300円である。 生で食べると梨のような味がして、炒めたり天ぷらにしても良いらしい。 このヤーコンはサツマイモとは違ってキク科の植物で(サツマイモはヒルガオ科)、古代インカ伝承の薬草なのだそうだ。 古代インカ伝承の薬草というのが気に入って思わず買ってしまった。 とりあえず生で食べると梨というより甘い大根のような味である。 娘曰く、「知らなければよかった味を知ってしまった」ような味だそうだ。(不味いということ?) (このヤーコン、驚異的な成分を含んでいて救世主的な機能性健康素材として注目されているそうである。ほんまかいな。) |