東京弁は感染るんです


今日の症状
(2003年12月の症状)

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2003/12/24 胃のアクセント

関西弁基礎講座第3講でも紹介したように、関西では一字の音は必ず伸ばして発音する。
先日紹介した「旅の指さし会話帳」には良く使う単語のアクセントラインが載っているが、これには胃のアクセントを尻下がりに発音するように書いてある。
他にも蚊とか血も同様に尻下がりに発音するように書かれている。
私は胃も蚊も血も尻下がりにはせず、そのままの高さで伸ばす。
ちょっと気になったので「大阪ことば事典」(牧村史陽編 講談社学術文庫)で調べてみると、蚊と血はそのままの高さで伸ばすが、胃は「旅の指さし会話帳」に書いてあるとおり尻下がりに発音するらしい。
これは大阪弁と神戸弁の違いなのだろうか。


 旅の指さし会話帳  大阪ことば事典
旅の指さし会話帳...ここ以外のどこかへ!      大阪ことば事典講談社学術文庫 (658)




2003/12/17 あくち

あくちが切れて口を大きく開けると痛い。口角炎のことを関西ではあくちという。
冬になって乾燥してくると肌もかさかさになるので、その影響もあって口角炎になるのかと思っていたが、どうもそうではなく疲労やストレス、ホルモンバランスの乱れなどで体内にビタミンが欠乏すると発症するそうで、最大の原因はビタミンB2の不足らしい。
ビタミンB2といえばチーズとか納豆などに含まれているはずだが、チーズも納豆もよく食べるほうなので特に不足しているとは思わない。
昔から親に口答えをするとあくちが切れると言われている。
私はいい歳をして親に口答えなどしないので、多分原因は余計なことや文句やくだらないことばかり言うため、バチが当たったのだと思う。




2003/12/7 旅の指さし会話帳

図書館でケッタイな本を見つけた。
「旅の指さし会話帳 国内編 大阪」(情報センター出版局)。
標準語←→大阪弁(アクセントライン付き)←→英語の対訳とイラストが載っていて、英語を話す旅行者のための観光ガイドブックである。
前書きにも「よくぞ、こんなケッタイな本を手にしてくださいました。Thank you very much for this kettai (odd) little book.」と書いてあるぐらいケッタイな本だ。
大阪弁訳のローマ字にはアクセントラインが書かれているので、そのとおりに読めば大阪弁に聞こえる。大阪弁を学習している東京人(そんな人がいるのか?)にも役立つ、オススメの一冊である。
(大阪弁ネイティブのチェック済みと書いてあるが、私のアクセントと違う単語がいくつかあった。 大阪弁と神戸弁の違いなのか。それとも東京弁感染の影響なのか。)


 ゴメンですんだら警察いらんわ。  うどん定食。
旅の指さし会話帳...ここ以外のどこかへ!



2003/12/3 オフ会の話題から

浅草オフ会の時にも話題になった「ゴジラ」のアクセント。
関西人なら「ジ」の音を高く「ゴジラ」( ― ̄_ )と発音するのが普通だが、若い世代では東京のアクセントと同じように「ゴ」の音のアクセントをつけて「ゴジラ」(  ̄―_ )と発音することがわかった。
モスラ・ガメラ・ペギラ・ジャミラなど「ラ」のつく怪獣はすべて東京風に最初の音を高く発音するが、ゴジラだけは別格で二拍目の音を高く発音する。
しかし最近、他の怪獣と同様に最初の音を高く発音する人が増えてきているのは、ゴジラの格が下がったのか、それとも東京弁の影響なのか。
(関西弁では「ラ」のつく動物でも、ゴリラ、クジラは二拍目の音を高く発音し、モグラ、オケラは三拍目の音を高く発音する。ちなみに、東京弁では一拍目が低ければ二拍目は高く発音し、一拍目が高ければ二拍目は低く発音するので、モグラ、オケラのように二拍続けて低く発音するようなアクセントはない。)


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