東京弁は感染るんです
私はコーヒーが好きでよく飲む。
以前は豆を買ってきてミルで挽いて飲んでいたが、最近はもっぱらブルックスのドリップオンである。手軽なので何杯も飲んでしまう。飲みすぎは良くないかもしれない。 料理の味付けは関東は濃くて関西はうす味だが、コーヒーは逆に東京は軽めで、関西は濃い味を好む傾向が強いそうである。 喫茶店では、豆1Kgで東京は100杯作るのに対して、大阪は75〜90杯程度らしい。 大阪人はケチだと言われるが、やはり味にはこだわりがあるのだ。 確かに私も薄いコーヒーより濃いコーヒーの方が好きで、言葉は東京弁には少々感染しても、味の嗜好はなかなか変わらない。
二日連続でAsahi.comの「ほんま?関西伝説」から。
関西では、通勤車両でも天井の蛍光灯にカバーがついているのに対し、東京の電車は最新型でも蛍光灯がむき出しになってるという話題。 これは前から気になっていて、『ここが変だよ。関西人。ちょっと変ちゃう。東京人。』や『2001年11月の今日の戯言』や『2002年6月の今日の戯言』でも取り上げたが、やはり私と同じように蛍光灯のカバーが気になる人もいるようである。 蛍光灯のカバーには光を拡散させるぐらいの効果しかないのだろうが、それにしても蛍光灯剥き出しでは非常に見栄えが悪い。 関東の電車は大量輸送にこたえるため実質本位で見栄えは問題外らしいが、カバーぐらいつけもバチはあたらないと思う。 関東在住23年。いまだに蛍光灯にカバーのない東京の通勤車両には慣れることができない。
夏と言えばかき氷。
このかき氷にも関西と関東で違いがあるらしい。 Asahi.comの「ほんま?関西伝説」によると、シロップを先に入れてその上に氷をかけるのが関東風で、まず氷を入れてその上からシロップをかけるのが関西風なのだそうだ。 日本かき氷協会とやらの代表が、白い氷にシロップが下から染みてくる『間』を待つのが粋で、すぐに食べたくてもやせがまんするのがが東京の『美学』だ、と解説までしている。 私はケチなので、氷に色のついた砂糖水をかけたものに何百円も払う気がせず、外でかき氷などめったに食べることはないので、かき氷の違いには気づかなかった。 東京の美学も気づかれなければ意味がない。(関西人に気づかれないところが東京の美学なのかもしれないが。)
少し前に掲示板で、回転寿司のレーンの速度は東京に比べると関西の方が少し速いという話題が出た。
テレビの番組で検証されていたのだそうで、関西人はイラチなので、回転寿司の回転速度も遅いとイライラするらしい。 今日たまたま図書館で借りた「日本人は寿司のことを何も知らない」(美しい日本の常識を再発見する会編 学習研究社)という本に、レーンの速さについて書かれていた。 東西で電気の周波数が異なるため、50Hzの東日本より60Hzの西日本のほうが若干速度が速く、速く回るのは偶然の結果だが、関西ではあえて関東に速度を合わせるようなことはしていないそうだ。 もちろん速度の調整は可能らしいが、あまり早くすると寿司が乾いてしまうらしい。 |