東京弁は感染るんです
スーツのズボンの裾はダブルにしているのだが、足癖が悪いというか何というか、靴で裾の折り返しの部分を引掛けてしまうらしく、すぐにズボンの裾がほつれてしまう。 先日クリーニングに出すとき、服の修理が出来るとのポスターを見かけたので、このほつれを直すといくらかかるか聞いてみた。 これは掛矧(かけはぎ)になるので、一箇所6,900円とのこと。両側ではその倍! 13,800円も出せば、新しいズボンが買える。2本買えるかも知れない。 しかし、ほつれたところをちょん切って、ダブルをシングルに直すと1,900円で済むらしい。 妙なこだわりがあって今までスーツのズボンの裾はダブルと決めていたのだが、特に意味もないので、これからはシングルにしようかとも思う。 折り返したところにホコリはたまるし、生地は余計に使うし。ダブルは不経済。
JR田町駅の東側、芝浦は運河に囲まれたビジネス街である。 運河の両岸は遊歩道が整備されていて、豊かな水辺の空間が広がっている。 運河は上から見ると黒く見えるが、これは運河の底が黒いのでそう見えるだけで、水は案外きれいだ。 運河なので当然海水が流れていて、その証拠に岸壁にはフナムシがへばりついている。 フナムシとは海岸線の岩場によくいる海のゴキブリというか、ダンゴムシを大きくしたような脚のたくさんあるキショク悪い生物である。 水際に生息しているので、海辺以外で見ることはないが、もしこんなものが家の中にでも入ってきたら恐怖である。 一日にどれぐらいの人がこの運河を見るかは知らないが、ビジネス街にフナムシが生息していることに気付いた人は多分ほとんどいないと思う。 新芝浦運河。 水際から離れることはないので安心。
庭にあるシャガの花が咲き出した。 シャガはアヤメ科の多年草で、山の中のなどの湿った日陰に群生している。 4月4日の戯言で山から失敬してきたのはヤマブキとフキだけだと言ったが、このシャガも道端で雑草化しいていたものを一株だけ失敬してきたものであったことを思い出した。(もうこれ以上はありません。) シャガは夏の季語になっているらしい。 庭の中は平和だが、今イラクでは大変なことになっている。 もし、私が総理大臣ならどのような判断をするだろうか。 繁殖力旺盛。どんどん増えていく。
ヤマブキの花が咲き始めた。 我家の玄関横にもヤマブキの花が咲いている。 これは、山に生えていた苗を失敬してきたものが大きくなって増えたものである。 太田道潅の話に出てくる「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに なきぞ悲しき」という歌のヤマブキは八重咲きのヤマブキのことである。 ヤマブキとは山のフキではなく、しなやかな枝が風に揺れる様から山振りと呼ばれたことから転訛したといわれている。 なお、我家には山から失敬してきた山のフキもあって、毎年ふきのとうが顔を出す。 (失敬してきたのは、ここ相模湖付近の山では雑草のようにどこにでも生えているヤマブキの苗木とフキだけで、他には決してありません。) ヤマブキは桜と同じバラ科。 ふきのとうはフキの花。 |