東京弁は感染るんです
相模湖町内の裏道を走っていて、面白い標識を見つけた。
猫飛び出し注意の標識である。 山道を走ると、鹿や猿の飛び出し注意の標識を見かけることがある。 狸の標識も見たような気がするが、猫は初めて見た。 近くで見ると普通の猫だが、遠くから見ると少々不気味な感じがしないでもない。 環境省が告示した家庭動物等の飼養及び保管に関する基準では猫は屋内で飼うように努め、屋外で飼う場合は不慮の事故防止等に十分な配慮せよと書かれている。 猫の飛び出し事故は、飼い主にも責任があるということなのだ。 言いたいことはわかるが、何かケッタイな感じがする標識である。
7月5日の「今日の戯言」で書いたもろこし畑。
ようやく刈り取りも終わり、庭先の視界が開けた。 刈り取られたとうもろこしは、鉄板で組まれた円筒状のサイロに入れられて発酵させられる。 今までとうもろこしの目隠しがあったので、裸で寝ていようが何をしていようが人目を気にすることはなかったのだが、目隠しがなくなったので犬の散歩などをする人から家の中が丸見え状態になってしまう。 空き巣などの予防には死角が無いほうが良いようだが、空き巣がこんな田舎まで出張してくることは多分なさそうである。 一応我家も鍵はかけているが、取られる物はなにもない。 これがサイロ。目の前に見える。これも鬱陶しいといえば鬱陶しい。
玄関脇に「アゲハモドキ」がとまっていた。
一見アゲハチョウにそっくりだが、蝶ではなく蛾の仲間である。 アゲハモドキはジャコウアゲハに擬態しているといわれている。 ジャコウアゲハのメスは体内に毒を持っていて、鳥はジャコウアゲハを食べないので、アゲハモドキはジャコウアゲハの真似をしているそうである。 「擬態」と一言で言ってしまえばそれまでだが、本当に自然選択だけでここまでそっくりに似るのだろうか。 第一、この辺りではアゲハモドキもジャコウアゲハもめったに見かけることはないので、ここの鳥たちはジャコウアゲハに毒があることを知らないと思う。 蛾は蛾なりに人間にはわからない何か別の考えを持っているように思えてならない。 蝶だと言うと綺麗と思っても、蛾だと聞くと嫌う人も多いのでは。
タネをつぶすとおしろいのような白い粉がでるのでオシロイバナ。
我家の片隅に勝手に生えているオシロイバナは10年前に伊豆へ遊びに行ったとき、道端に生えていたオシロイバナの種を何個か取ってきて蒔いたものの子孫である。 最初は濃いピンクの花をつける株と真っ白な花をつける株があったのだが、いつのまにかまじりあって薄いピンク色の株になってしまった。オシロイバナの花の色はメンデルの法則には従わないのだ。 オシロイバナの花はラッパのような形をしているが、花の中のオシベとメシベを抜きとって吹くと、ラッパのように音が出る。 私はこのオシロイバナのラッパを吹くのが上手い。人間誰しも何か一つぐらい取得があるものである。(注:ラッパを吹くとはホラを吹くことをいう俗語であるが、ホラを吹くのが上手いと言っているのではない。念の為。) 薄いピンク色のオシロイバナ。普通はもっともっと濃いピンク色である。
8月1日は相模湖で花火大会があった。
我家から会場までは数キロ離れていて、間に山があるため花火は見えないが音はよく聞こえる。 我家の犬は雷が怖いのだが、この花火の音も怖いのである。 外につないでおくと怖がって吼えて近所迷惑なので、玄関の中に入れて家のものは花火を見に行ったようだ。 私が会社から帰ってくると、まだだれも帰宅しておらず、家の中で犬が吼えている。 悪い予感がしてドアを明けると、案の定、この破壊活動犬は柱に噛みついて家を破壊している。 雷と花火のおかげで、今までに網戸とエアコンのパイプとゲタ箱の扉と柱数カ所が破壊されて、家は倒壊寸前である。 私も雷と花火が嫌いになった。 執拗なまでに破壊され修復不能 犯犬 |