東京弁は感染るんです


今日の戯言
(2003年4月の戯言)

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関西弁とはあまり関係のない戯言などを徒然に。



2003/4/20 トイレの貼り紙

さほどきれいでない駅の男性用便器に「いつもきれいに使っていただき、ありがとうございます」と書かれたシールが貼ってある。
トイレを汚す人への皮肉と言うわけではないと思うが、単純に「トイレを汚すな」とか言ったストレートな表現ではなく、トイレをきれいに使ってほしいという願いを直接には訴えない、非常に高度な表現方法だと思う。
何年か前に行った上高地のトイレには「君のはそんなに長くない」と書いてあった。
こちらもなかなかのものである。思わず1歩前前進してしまったが、なかには怒る人がいるかも知れない。




2003/4/17 トジシペーパー

新型肺炎SARSが「指定感染症」に指定されるらしい。
小学生のとき、伝染病には「法定伝染病」と「届出伝染病」があって「法定伝染病」の11種類は、トジシペーパーニハチコリセ(トは痘瘡、ジはジフテリア ・・・ リは流行性脳脊髄膜炎、セは赤痢)と覚えるのだと教わった。
40年近く経っても忠実に暗記していると言うのに、法定伝染病の11種類を言えるからといって役に立ったことはなかったし、99年には「感染症新法」が施行されて「法定伝染病」という区分がなくなってしまったので今後も永久に役立つことはない。
「感染症新法」では感染症は1類から4類と新感染症・指定感染症の6つに分類され、1類には恐ろしいエボラ出血熱などがあり、新型肺炎SARSは指定感染症に分類されるはずである。
21世紀になれば人類は感染症を克服するのだとトジシペーパーを覚えた頃に聞いたような気がするが、いったいどうなってしまったのだろう。




2003/4/7 デジカメ

私の持っているデジカメはオリンパスのCAMEDIA C-1400Lという一眼レフのデジカメで12万円ほど出して5年前に買ったものである。
当時としてはかなりの高性能機種だったのだが、このカメラのメモリカード(スマートメディア)は8メガまでしか使えない。
今時8メガのカードなどどこを探しても売っていないので、メモリを買い足すことが出来ない。
このカメラのボディには高画質を誇るように1.4 Million Pixelsと書かれた金色の文字が光っているが、なんとこの夏には130万画素(1.3 Million Pixels)のカメラ付き携帯が売り出されるそうである。
たかが電話のおまけで130万画素である。
1.4 Million Pixelsの文字が淋しげに光っている。




2003/4/4 スーツ

朝の通勤電車の中で、一目で新入社員とわかる若者が目立つようになってきた。
彼らは皆一様に三つボタンの黒いスーツを着ている。
この三つボタンのスーツ何年か前に突然流行りだし、今では店先で二つボタンのスーツを探すのも難しい。
三つボタンのスーツは胴の長い腹の出た典型的中年日本人が着ると、短い足と突き出た腹が強調されて似合わない。
私はスリムな体型なので三つボタンのスーツを着ても似合わなくは無いと自分では思っているのだが、どうも好きになれず二つボタンしか着ない。
しかし吊り下げの二つボタンスーツはどれも中年体型用ばかりなので、オーダーするしかない。
もし三つボタンにすると、ネクタイも太めのものでないと似合わないだろうし、シャツもそれに合ったものを買わなければならないし、これは洋服屋の陰謀に違いない。




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