東京弁は感染るんです



今日の症状
(2006年1月の症状)

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2006/1/22 シシャモかイワシか

節分の丸かぶり寿司は関東でもかなり定着してきているようだが、関西ではこの丸かぶり寿司や豆まき以外に節分にはイワシを食べるという風習がある。
小学校の国語の教科書に、節分の夜に出没した鬼がヒイラギの葉の棘とイワシの頭の異臭で逃げてしまうという物語が載っていたので、節分にイワシを食べる風習は全国的なものだとばかり思っていたのだが、どうも関東にはそのような習慣はないようだ。
近所のスーパー(というか雑貨屋というか)の魚売り場に「節分 卵がはじけて鬼も逃げ出す 福よせししゃも」という広告が張ってあった。
シシャモとイワシは姿かたちが似ているといえば似ているが、やはり節分にはシシャモではなくてイワシだと思う。



 卵がはじけて鬼が寄ってくるような気もするけど。。。




2006/1/17 この指とまれ

asahi.com関西版の「かきくけこどものはひふへほんま?」「このゆびとまれ」につづくフレーズは?という記事が載っていた。
「♪かくれんぼするひと この指とまれ 早くしないと きれちゃうよ たかやまくずした ろうそく1本きれた あとから来ても寄さないよ フー」という歌を保育園に通う娘が覚えてきたが、「この指とまれ」に続くフレーズがナゾめいた呪文のようで、解明してほしいという母親からの相談。
調査結果によれば、「たかやまくずした」とは「高い山を崩した」という意味で、関西では広い範囲で歌われているらしい。
確かに私も次のようなメロディで「高い山くずした」と歌っていたことを思い出した。

楽譜をクリックするとMIDIで音が聞こえます。)
このゆびとまれ

私は普段から幼稚なことをしているとはいえ、ここ40年以上は「この指とまれ」と言って遊んだことはない。
この記事を読まなければ、多分死ぬまでこの歌を思い出すことはなかったなずで、物覚えの良いほうではない私の頭の中のどこにこの歌が入っていたのか、ナゾめいた呪文よりもこちらのほうがナゾである。






2006/1/5 ひきわら

関西人は「七」を「ひち」、「質屋」を「ひちや」と発音するということや、大阪の製薬会社「七ふく」のURLは「ひちふく」に、大阪の阪急百貨店の「七五三」のお祝いについて書かれているURLは「ひちご」になっていることや、実際に「ひちや」と書かれた看板もあることなどを「ここが変だよ。関西人。ちょっと変ちゃう。東京人。」「今日の症状」「メルマガ」で紹介したが、関西ではなく関東(神奈川県津久井町)で「し」を「ひ」と書いてある看板を見つけた。
「ヒキワラ 一束五十円」。
多分「ヒキワラ」というのは「敷き藁」のことだと思う。
関西人でも「布団を敷く」は「ふとんをひく」と発音するが、「敷布団」を「ひきぶとん」と発音する人は少ないと思う。
この看板を書いた人は関西人なのだろうか。。。



 敷き藁ではなく引き藁なのだろうか? あるいは挽き藁? 藁を挽いてどうする?




2006/1/3 たぬきそば

京浜急行の大師線に乗ってみたいというだけの理由で、昨日雨の中を川崎大師まで初詣に行ってきた。
帰りに住吉屋総本店という久寿餅屋で久寿餅がセットになった「たぬきそば」を食べた。
隣の席に座っていた中年の夫婦は関西から来た人のようで、関西弁で話している。
この夫婦も久寿餅がセットになった「たぬきそば」と「きつねうどん」を注文していたが、運ばれてきた「たぬきそば」を見て旦那の方は「なんや。たぬきそばって天かすがはいってるだけか?」とやや不満げ。
この人は「たぬきそば」とは神戸・大阪風の油揚げの入ったそばだと思っていたのだろうか、それとも京都風のきざんだ油揚げが入ったあんかけのそばだと思っていたのだろうか。
今年関東在住26年目に突入した私は、「たぬきそば」と言えば揚げ玉の入ったそば以外考えられなくなってしまった。



 
大師線は、京浜急行電鉄のルーツで関東では最初の電鉄会社。
川崎大師は大本山金剛山金乗院平間寺といい、総本山は京都東山七条にある智積院。





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