東京弁は感染るんです
Blogにも書いたが、12月25,26日は出張で四国の鳴門に行った。 鳴門駅の売店に「柿ういろ」というういろうが置いてあったので買ってきた。羊羹をあっさりさせたような味で美味しい。 原材料を見ると、小豆生あん・砂糖・上用粉・赤松柿と書いてある。 上用粉とは何だろう。上新粉とは違うのだろうか。 ネットで調べてみると、西村機械製作所という粉砕機などを作っている会社のサイトに解答が載っていた。 上新粉は関東流で、うるち米を水洗いし乾燥させてからロールで粉にしたもの。 上用粉は関西流で、胴搗(どうつき)粉砕機 で粉砕した後に乾燥させたものなのだそうだ。 上新粉は知っているのに関西流の上用粉を知らないばかりか、胴搗という漢字すら読めなかった。 関西人失格か。。。(現役関西人の方、ご存知でしたか?) 原材料の赤松柿は「つるし柿」で有名らしい。
先日見た立川こしらさんの「青菜」という落語について、Blogのほうに少し書いた。 「青菜」とは、簡単に言えば庭の手入れに来ていた植木屋が、屋敷の主人に酒と肴をご馳走してもらったときに、屋敷の奥さんと主人の間で交わされた「名を九郎判官」(菜は食べてしまってもうない)「義経」(それではもうよい)という隠し言葉が気に入って、自分の女房にも真似をさせるという話。 打ち水が涼しいなどという会話が交わされるで、夏の話だとわかる。 夏に青菜がないというわけではないが、青菜といえばやはり旬は冬だろう。 冬の青菜といえば、関東では小松菜、関西では水菜といったところだろうか。 関東では昔はあまり見かけなかった水菜も最近ではサラダ用として普通に食べられている。 水菜は関東では京菜と呼ぶはずだが、関西の呼び方に統一されつつあるようだ。 水菜の親戚に、葉にギザギザの無い壬生菜(ミブナ)という浅漬けにすると美味しい菜っ葉があるが、こちらはまだ関東には進出していない。 談志一門の二つ目。立川こしらさん。
Yahoo!ニュースによると、「かすうどん」の人気が上昇しているらしい。 「かすうどん」とは、牛の小腸を素揚げし油抜きした「かす」を入れたうどんで、ナニワの味なのだそうだ。 私はこの記事を見るまで「かす」というものを知らなかったのだが、大阪ではメジャーなものなのだろうか。 神戸には「ぼっかけ(スジ肉の煮込み)うどん」というものがあって、これも神戸では名物らしいのだが私は食べたことが無い。スジ肉の煮込みはお好み焼きなどに入れるが、これをぼっかけと呼ぶということもつい最近まで知らなかった。 最近東京でも知られてきた神戸の「そばめし」も、その存在を知ったの最近のことだ。 25年も関東にいると、関西の名物もわからなくなってしまった。。。 初めて食べたそばめしは冷凍食品だった。
先月、大学の校友会の東京支部交歓会があったので、卒業後25年目にして初めて参加した。 同窓会ではないので同じ大学出身と言っても知っている人もおらず、参加者の年齢層も私よりも遥かに上の人が多かったが、諸先輩方の貴重な話を聞くことができ、また関西弁も聞くことができて(大学は大阪にあるので卒業生は関西人が多い)有意義な時を過ごすことができた。 ある先輩と話していたとき出身地の話題になり、私が神戸出身だと言うとそれでは東京兵庫県人会に入らないか言われ、先日入会案内の資料が届いた。 東京兵庫県人会のホームページもあって、それを見ると会の役員には各界の第一線で活躍されている方々の名前が連なっていて、私にはかなり敷居が高い。 兵庫県といっても播磨・但馬・淡路・摂津・丹波から成り立っている兵庫県は、例えば神戸と但馬では言葉も違うし(但馬は関西弁ではない!)同じ県民という意識も薄いように思う。 特に神戸人は、出身「県」はどこですかと聞かれても「神戸」だと答える人が多く、兵庫県民だという意識も薄いのだが。。。 会員は1,300人もいるらしい。 |