東京弁は感染るんです
プロ野球は25・26日のストが回避され、来季は新球団が参入してセ・リーグ6、パ・リーグ6球団で運営されることが確実になったようだ。 新規参入球団がどうなるのか、今後の動向が気になるところだが、「東京弁は感染るんです」のサイト管理者として気になったのは、古田選手会長と経営者側選手関係委員長の瀬戸山ロッテ球団代表のイントネーション。 二人とも関西アクセントなのだが、ほどよく東京弁に感染していて、「東京弁は感染るんです」の標本のようである。 東京人がイメージするステレオタイプの関西人は「押しが強い」「言葉が汚い」「議論に向かない」といったところだろうが、今回は、関西人どうし真摯に議論してもらって、良い方向に向かってほしいと思う。 古田選手は兵庫県出身。瀬戸山代表の出身地は調べたがわからなかった。
物忘れをしたとき、東京弁では「なんだっけ?」というが、一応私は関西弁で「なんやったっけ?」と言う。 しかし、この最後の「け」という言葉がどうも東京弁臭い。 神戸にいたときには、このような言い方はしていなかったような気がするのだが、何といっていたかが思い出せない。 辞書を引いてみると、「け」は『(助動詞「けり」が変化して東国語に残ったもの)回想し、確認する意を表わす。親しい間柄の会話だけに用いられる。』と書いてある。 東国語ということは、やはり関西ではでは使わない表現なのだろうか。 「何て言ってたっけなぁ。。。」は神戸弁で「どない言うとったんかなぁ。。。」だが、「何だったっけ?」は「何やったっけ?」 「け」の写真はないので、ネコの「毛」でも載せておきます。
我が家のリビングには網戸がない。
以前、雷に怯えた我が家のバカ犬が破壊してしまったからだ。 だから、油断しているとすぐに蚊が侵入してきて刺されてしまう。 関西では、蚊に刺されることを噛まれるとも言う。 蜂の場合は噛まれるとは言わず刺されるというが、確かに蜂の場合は尻の針で刺すわけだから噛むのではない。 毛虫の場合も毒のある毛が刺さるわけだから、噛まれるではなくて刺されるという。 蚤やシラミの場合は何といっていたか。 関西にいたときに蚤やシラミにヤラレタ経験がないので、刺されるといっていたのか、噛まれるといっていたのか、または食われるといっていたのかはっきりしない。多分、噛まれると言っていたような気がするが、東京弁が感染する以前に、関西弁を忘れてしまった。 「か(蚊)」ではなくて「が(蛾)」。壁にへばりついていた。もちろん噛みはしない。
またまた図書館で借りてきた本から。 「日本語反省帳」(間違いだらけのあなたの日本語)という本に、『「山田さんはおられますか」はうっかり言ってしまいがちだがじつは正しくない』と書いてあった。 「おる」という動詞には、もともと「自分のことを卑下したり、他人をさげすんだりする気持ち」が含まれているので「いらっしゃる」より尊敬度が低くなる上、東京などでは「おる」のもっている本来の意味から、「おられる」という表現で相手に不快感を与えることもある、と書いてある。 東京ではそうかもしれないが、関西弁では「おられます」は正しい表現だと思う。 神戸弁では「おってですか」というが、東京で無理に神戸弁の尊敬語を使って、相手が尊敬語だとわからなければ意味がないので、私は「いらっしゃいますか」というようにしている。 東京弁に感染したわけではない。 「山田さん」といえば、「山田君ロックンロール」。これ面白い。 相模湖町民は相模原の図書館も八王子市の図書館も利用できる。 |