東京弁は感染るんです


今日の症状
(2002年11月の症状)

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2002/11/24 せっかち

大阪ではサウナはあまり人気がないらしい。大阪人はせっかちなので熱い中、長時間じっとしていられないというのが理由なのだそうだ。
私は大阪人ではないが(一般に神戸人は、神戸と大阪は全く違うと思っているので、神戸人を大阪人といったり、神戸弁を大阪弁と言われることを非常に嫌う)、同じお金を払らうならできるだけ長く入っていたいと思う気持ちと、じっとしていることに耐えられないという、大阪人を襲うジレンマはよく理解できる。
大阪人は世界で最も歩くスピードが早いらしいし、青になるまであと何秒の表示付き信号機も大阪が最初である。
同じ関西人でも京都の人はどうかは知らないが、大阪人も神戸人も確かにせっかちな人種だと思う。





2002/11/18 神戸

今朝の朝日新聞に初の全国調査でカヤぶき屋根の民家が全国に4万戸あまり残っていることがわかったという記事が載っていた。
それのよると驚いたことに市町村別ではカヤぶき民家の多い自治体の第4位に神戸市が入っていて、何と900戸もカヤぶき屋根が残っているらしい。
神戸は大都会であるにもかかわらず登山ができる山と海水浴ができる海があって、神戸ワインは美味しい、灘の日本酒も美味いし、気候は温暖だし、当分地震は来ないし、その上カヤぶき屋根の民家まで多く残っているということを知ると、神戸という所は本当にいい街だという思いがますます強くなる。
相模湖に家を建てたときに戸籍抄本などを取るのが何かと面倒だと思って本籍地を神戸市から相模湖に移してしまったのだが、ちょっと後悔している。





2002/11/9 ちゃうちゃう

「ちゃう。ちゃうちゃう。ちゃう」
「一回言ったらわかってる。何でそう何回も言うの!」
いつもいつも我家で交わされる夫婦の会話(?)である。
他に「早よ行こ。行こ行こ。行こ!」とか「ちょっと止めぇ。やめやめ!」とかバリエーションは色々あるが、答えはいつも「一回言ったらわかってる」の一言である。
言葉を重ねて言うのは関西弁の特徴であるが、東京人の女房には気に入らないようだ。
気に入らないどころか、これを聞くと機嫌が悪くなってくるのだ。
これから寒くなってくると「あぁー寒ぅ。さぶさぶさぶ。さぶーっ」というパターンが追加されるのだが、「もーっ。何回も言わないで!」というますます寒い会話が交わされるのである。





2002/11/7 七味唐辛子

七味唐辛子という言葉、実は関西の言葉なのだそうだ。では、関東では何と言うのか。昔は七色唐辛子と言ったのだそうである。
高潮という言葉も関西の言葉らしい。関東では風津波と呼んでいたのだそうだが、こんな言葉は聞いたことがない。
まえに「今日の症状」にも書いたが、かぼちゃも関西の言葉(元は京都の言葉。大阪ではなんきん。東京はトーナス。)であるし、ど真ん中という言葉も関西の言葉(東京弁では真ん真ん中)である。
関西弁が日本全国に普及するのはうれしいが、有名になりすぎて元は関西から来た言葉だとだれも気がつかないようになってしまうと面白くない。





2002/11/1 酉の市

今朝のラジオで聞いたのだが今日は酉の市だったそうだ。
関西で人気のあるえべっさんが東京ではあまり人気がないように、ほとんどの関西人は酉の市を知らないのではないだろうか。
酉の市とは、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国遠征から凱旋し神社の松に熊手をかけて戦勝を祝った日が11月の酉の日だった、というのが由来になっている浅草の鷲神社(おとりさま)の祭りで、えべっさんと同様に商売繁盛を祈るらしい。
えべっさんは宵えびす、本えびす、残り福と三日間あるが、酉の市は年によって11月の酉の日が二日あったり三日あったるするので祭りが3回あるとは限らない。それどころか三の酉まである年は火事が多いと言われているのだ。
おとりさまと「様付け」で呼ぶ神様より「さん付け」のえべっさんのほうが親近感が湧くし、にこにこ笑って釣竿に鯛をもっている福耳のえべっさんのほうが関西人にはご利益がありそうに思える。





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