東京弁は感染るんです


関西弁基礎講座 第6講


関西弁の表現法

関西弁では人を表す言葉で、東京弁にはない表現法がある。

例えば、よく仕事をする人という意味で 「しごとし^ー」  ( 「●^」は●の音を高く発音する。)と
いう言い方がある。
「おまえは、ほんまにしごとしーやなぁ」 とは 「よく仕事をするものだ」 という誉め言葉ではあ
るが、「まぁ、よくやるよ」といった、やや否定的な意味合いも込められている。

「何々しー」 (何々する人、 何々したがるひと)という言い方は他に

「しょーもないことい^ー」 : 自分では面白いことを言っているつもりであるが、まわりの人から
見ると実につまらないことを好んで言う人。

「しょーもないことし^ー」 : 同様につまらないことを好んで行う人。 (。。。このWeb Pageの作
者などは、さしづめ世間ではしょーもないことしーと言われていることであろう。。。)

きにし^ー : 小さいことを一々気にする人。 (きにしーでは、このようなしょーもないWeb 
Pageは到底作れない。。。)

えーかっこし^ー : 自分のことをいいように見せたがる人。

じまんし^ー : 自慢したがる人。自慢屋。

いらんことし^ー : 余計なことばかりする人。 (。。。だれのこと言いたいのか大体わかる。)

まねし^ー : 他人のまねばかりしている人。

等など。



「何々しー」という言いかた以外で人を表す言葉には

へん^こ : 偏屈な人。

いら^ち : せっかち。常にいらついている人。

しゃべ^り : おしゃべりな人。 なんでもしゃべってしまって秘密が守れない人。 東京弁では
「おしゃべり」と「お」をつけるが、この場合関西弁では普通「お」はつけない。

ちょか^ぁ : (か^ぁ は音節内に「さがりめ」がある単語 感染 第0期 参照) 落ち着きがな
くちょこまかする人。(。。。俺のことゆーとんのかぁ?)

ちょけ^ぇ : (同様に「さがりめ」有り) ふざけてばかりいる人。ふざけることを「おちょける」、
または「ちょける」という。

せんまつ^ : 腹を空かせて食事をせきたてる子ども。(最近はおれへんやろねぇ、こんな子)

うれしが^り : お調子もの。

げら^ぁ : (これも「さがりめ」あり) なんでもないことですぐ笑う人。

かし^こ : 勉強のよくできる子

ご^ん^た^ : いたずらっ子。 腕白小僧。

など、他にも多数の言い方があるが、マイナスイメージの言葉が多い。


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