東京弁は感染るんです
関西弁には2音節の単語で、第2音が高く発音される単語の中に、音節内に「さがりめ」のある
単語がある。 (なんのこっちゃ!?)
例えば、猿は「さる^ぅ」 ( 「●^」は●の音を高く発音する。)
蛇は「へび^ぃ」 と発音する。
ただし、文中では「さがりめ」は消えて、猿がいる。は 「さる^が い^る^」 となり
「さる^ぅ がい^る^」 とは言わない。
(なんのことかわかりませんかぁ? あなたの周りにいる 関西人に聞いてみて!)
2音節の単語で第2音を高く発音する単語であっても、音節内に「さがりめ」の無い単語もある。
例えば、糸は「いと^」 傘は「かさ^」と発音され 「いと^ぉ」「かさ^ぁ」とは言わない。
この単語は、文中では2音節目を高く発音しない場合がある。
例えば、糸がある。は 「いとが^ある^」 と発音する。
(普通2音節目を高く発音しないが、高く発音するときもある。)
しかし、糸もある。は 「いと^もある^」 と発音する。
(この場合は、2音節目を必ず高く発音する。)
感染0期では、音節内に「さがりめ」のある単語でも「さがりめ」の無い単語と同じように
発音するようになる。
しかし、普通単語だけを発音することは極めて稀なので、この時期に感染していることを
気付くことはまず無い。
神戸弁の特徴として、「何々している。」というのを 「何々しとー。」と言う。
大阪弁では「何々してる。」と言うが、神戸人が「何々してる。」 という言い方をするときも東京
弁に感染しつつある疑いがあるので気を付けるのに越したことは無い。
(この場合、大阪弁に染まっている場合もあるので一概に感染0期とは言い難い。)
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