東京弁は感染るんです
ポートアイランドや六甲アイランドや神戸空港などを造成するために41年間神戸の山から神戸の海へ土砂を運び続けたベルトコンベヤーが9月に稼動を終えたというニュースを覚えていたので、従弟の結婚式のために帰省したついでに写真を撮ってきた。 運用が始まったのは、新幹線が走り始めた年と同じの1964年。私は小学生だったが、この赤いベルトコンベヤーが出来た当時のことをよく覚えている。 「私たちのまち神戸」という社会科の副読本があって、それには海に浮かぶ未来都市を作るためにダンプカーの排ガスや騒音を避けようと考案された、というようなことが書いてあって、今なら自然破壊以外の何物でもないと思うが、当時は子どもながらに神戸市民であることを誇りに感じたような記憶がある。 見慣れていた神戸の風景の一つが間もなくなくなる。 41年間で5億7800万トンもの土砂を運び続けたらしい。
先月の終わりごろ北海道の大学に行っている娘から、もうストーブはつけたし雪虫も飛んでいる、というメールが来た。 雪の上を歩いている虫のことかと聞くと、白くてふわふわしたアブラムシ、相模湖にもいたじゃん、という返事が返ってきた。 私は見た記憶がなかったが、今日その雪虫が飛んでいるのを見つけた。 捕まえたときはもっとふわふわしていたのに、写真を撮ったときにはふわふわ感がなくなってしまった。 右側の羽を閉じているほうの腹が白くなっているが、これが飛んでいるときは綿のようになって、雪が舞っているように見える。 北海道にいるものと同じ種類なのかどうかはわからないが、北海道の雪虫はトドノネオオワタムシというアブラムシの仲間で、北海道では初雪の時季を知らせる冬の風物詩になっているらしい。 写真はアップでちょっとキショクワルイが、実物は2〜3ミリのカワイイ虫。
うさぎではなくウとサギ。 毎朝通勤時に渡る多摩川でウとサギの群れを見かける。 ウはカワウ、サギはコサギのようだが、黒と白のコントラストがおもしろい。 これだけウとサギがいるということはそれを養えるだけの魚が多摩川にいるということだが、カワウは放流されたアユなど食べたるので漁業関係者からは毛嫌いされているらしい。 カワウもかつては絶滅が心配されるほど数が減っていたそうだが、今では増えすぎて漁業被害が社会問題化しているようだ。 カワウは姿かたちも鴨などに比べるとかわいげがなく、羽を広げて休んでいるところなど悪魔の羽を連想してしまうような姿をしているが、かわいげがないのも大量に増えたのもカワウの責任ではない。 カラスにしろカワウにしろ、増えれば駆除するという短絡的な考えではなく、彼らと共存できる方法はないのだろうか。 鵜飼いに使うウは、カワウではなくウミウ。
ピラカンサがたわわに実をつけている。 ピラカンサはリンゴやモモやナシやイチゴと同じくバラ科の植物で、ヒヨドリなどが好んで食べるので毒はないはずである。 財団法人 日本中毒情報センターのサイトにある無毒の植物リストにピラカンサが載っているが、深山毒草園というサイトにはピラカンサには毒があると書いてあった。 青いウメの実に青酸化合物が含まれているのとおなじようなものだろうと思う。 ピラカンサの実を割るとほとんど真っ黒なタネばかりで、食べるところなどほとんどないのだが、ネットで検索してみるとピラカンサ・ゼリーの作り方が出ていた(試してみる?)。 たわわに実をつけていても美味そうには見えない。 |