東京弁は感染るんです
近所の土手にコンフリーがたくさん生えている。 コンフリーはヨーロッパ原産で、明治の頃から観賞植物として栽培されていたらしい。 1976年(昭和51年)に発行された『週刊朝日百科 世界の植物』には、『近年その栄養価や薬効が大々的に宣伝され、家庭菜園にまでも栽培されて、一躍有名になった。』と書いてある。 てんぷらにすると美味しいと聞いたことがあるので一度食べてみたいと思っていたのだが、コンフリーには毒性があって海外ではコンフリーによる健康被害例も出ているので『自生し、又は自家栽培したコンフリーについても、その摂取を控えること』と厚生労働省が勧告している。 http://www.mhlw.go.jp/topics/2004/06/tp0614-2.html 勧告が出る前に食べておけばよかった。。。(そういう問題ではないか) 和名はヒレハリソウ。葉が魚の鰭を張った形(?)をしているところから。
何年か前に鉢植えで買って庭の隅に植えておいたカサブランカが毎年この時期になると見事な花を咲かせてくれる。 カサブランカはオリエンタル・ハイブリッドと呼ばれる日本固有種のヤマユリなどから作られた品種で、ヤマユリの花が咲く時期になるとカサブランカも同じように花を咲かせる。 カサブランカが満開になると大きな花の重みで茎が折れてしまうことがよくあるが、ヤマユリもカサブランカに負けないぐらい大きな花をつけるのに茎が折れることはないようだ。 カサブランカは園芸種として人工的に交配されて作り出されたものなので、やはりどこかにムリがあるのだろう。 なお、ヤマユリの球根は食べられるそうだが、カサブランカの球根が食べられるかどうかは知らない。 (食用にされるユリ根はコオニユリの根(正確には鱗茎))。 切花にしたカサブランカ。 これはヤマユリ。
足がいっぱいあるムカデやゲジゲジは見るだけで恐怖だが、足のないヘビは平気である。 今日、庭にヘビがやってきた。 最初はヤマカガシだと思ったが、よく見てみるとアオダイショウの幼蛇。 (アオダイショウのヨウダ(推量の表現)ではなくて、アオダイショウの幼蛇。間違いない!) 関西では、八百屋の大将とかウチの大将などと気軽になんでも大将扱いにするが、文字通りアオダイショウは日本のヘビの大将だと思う。 大きいものでは3mにもなるそうで、人家の天井裏などに棲みついてネズミなどを食べてくれるので、昔は家の守り神として扱われていたそうだ。 我家にネズミはいないが、もしあのキショク悪いムカデやゲジゲジやアシダカグモを食べてくれるなら、我家の守り神として崇め奉ってもいい。 ヘビ嫌いの人は多いので、これでまたアクセス数が減るかも。。。
我家の駐車場のコンクリートの隙間でツユクサが花をつけている。 ツユクサの花の色素は、友禅染めなどの下絵用の染料として用いられてきたそうで、これで描いた絵は水に浸すと消えてしまうので下絵用の染料にうってつけなのだそうだ。 ツユクサは露が似合うので露草かと思っていたが、染料を取るために花を臼で「つい」て布に色を「つけ」た、の「ツキクサ」が転じて「ツユクサ」になったらしい。 ツユクサには、おしべとめしべの両方がある両性花とめしべのない雄花があって、栄養が少ないと雄花になる、というようなことがひと月ほど前の朝日新聞の科学面に書いてあったが、コンクリートの隙間のツユクサは栄養が足りないらしく、確かにめしべらしきものがない(下の写真)。 ありふれた草だが、じっくり観察してみるとなかなかおもしろい。 |