東京弁は感染るんです
関西では「先発、次発、次々発」と表示される電車の発車案内が、東京では「今度、次、その次」と表示されるので、上京した関西人は「今度と次てどっちが先かわからん」と迷う話をよく聞く。 しかし、東京でも「今度、次、その次」はわかりづらくてあまり評判はよくないようで、最近では「先発、次発」あるいは「先発、後発」を採用する鉄道会社のほうが多くなっているようだ。 先日出張で言った広島のアストラムラインという新交通システムの発車案内は、「今度は、次は」と表示されていた。 広島弁のアクセントは東京式アクセントだが、電車の発車案内も東京式。 まさか下に書いてあるほうが先に発車することはなさそうなので、「今度、次」でも迷いはしない。
ブログで、『「方言の読本」によると、「標準語形のツクシあるいはそれに類似するツクツクシが広く東日本に分布し、近畿を中心にツク・ツクツクあるいはツクボーシ・ツクツクボーシ分布している」とのことだが、ツクもツクツクもツクボーシもツクツクボーシも聞いたことがない。だいたいツクツクボーシはセミちゃうん?』と書いたが、『ツクツクボーシ ツクシ』というキーワードで検索してみると、『「ツクツクボウシ」と鳴く蝉は、春に芽を出す土筆(ツクシ)と関係が深い。』と書いてあるBlogを見つけた。 どう関係が深いのかはこのBlogを見てもらうとして、ここにもツクシは『京都では「ツクツクシ」や「ツクツク」と呼ばれ』と書かれている。 「方言の読本」 の方言地図では、神戸も京都とおなじマークがついているので神戸も「ツクボーシ・ツクツクボーシ」地域のようだが、神戸にほぼ四半世紀もいて「ツクボーシ・ツクツクボーシ」を知らなかったのは、家の周辺にツクシが生えているようなところがなかったからだろうか、それとも既に東京弁の侵攻が進んでいたからだろうか。 西日本では「ホーシ」と呼ぶ地域が多いらしい。 「ホーシ」は「胞子」ではなくツクシの形状からの連想で「法師」なのだそうだ。
「今日の症状」のネタがないので何とかしなければ思っているうちに、もう3月も半ばを過ぎてしまった。 何かネタになるようなことはないかと思って、asahi.com関西版の「かきくけこどものはひふへほんま?」を見ると、なぜ「へのへのもへじ」なの?という記事が載っていた。 今では関東でも関西でも落書きの顔は「へのへのもへじ」と書く人が多いが、関西では少し前まで「へのへのもへの」と書く人が多かったという内容。 確かに昔、母が「へのへのもへの」と言っていたのを覚えている、と書こうとしたが、昨年12月の「今日の症状」の「絵かき歌」で既に取り上げていることに気づいた。 今更書くのをやめると他に書くことがないので、とりあえず載せておきます。 楽譜をクリックすると音が出ます。 「絵かき歌」についてはそのうち「関西弁基礎講座」で取り上げようと企んでいます。 |