東京弁は感染るんです
朝日新聞の朝刊に『絵かき遊び考』という本の紹介記事が載っていた。 「へのへのもへじ」にも関西と関東に違いがあって、関西は「へのへのもへの」、関東では「もへじ」になるらしい。 子どもの頃に母が「へのへのもへの」と言っていたのを覚えている。 てっきり「もへじ」を間違ってそう言っているのだとばかり思っていたがそうではなく、これが関西標準だったのだ。 「まるちゃんが、3月3日に乙もろて、よこよこ、たてよこ、まるかいてチョン、まるかいてチョン」という歌も載っていて、これも母が歌っていたのを思い出した。 私は「よこよこ、たてよこ」を「たてたて、よこよこ」だと思い込んでいたので、いくら歌いながら顔を描いても顔にはならず、不思議な歌だと思ったものだった。 また「おつもろて」という意味も不明だったのだが、「乙もろて」(多分、通信簿で甲乙丙丁の乙(今で言うと5段階評価の4)をもらったという意味)と漢字で書いてあるのを見て、40数年ぶりに疑問が氷解した。 昔はこんな髪型した女の子、そこら中にいましたよねぇ。
【510】さんから、「神大」というと関東では神奈川大学の略で「じんだい」と呼ぶが、関西では神戸大学の略で「しんだい」と呼ぶという話題を掲示板に書き込んでいただいた。 私は某私大卒業なので神戸出身といっても国立の神戸大学には縁が無いが、それでも「神大」といえばやはり神戸大学のことで「しんだい」と読む。 関東では「端」を「はじ」と言ったり、難しいを「むずかしい」(関西では「むずかしい」とは言わない。「むつかしい」が普通)と言ったりするので、「神大」も同じような例なのかも知れない。 MS IMEでは「じんだい」は「神大」に変換されるのに、「しんだい」が「神大」に変換されないのは気になる。 (逆に、案山子(かかし)のことを関西では「かがし」という人が多いが、これは髪の毛や魚の頭などを焼いて悪臭で鳥や獣を追い払っていたものを「嗅がし(かがし)」と呼んだことから。) 神大(じんだい)東急沿線、神大(しんだい)は阪急沿線。 |