東京弁は感染るんです
昨日発行したメルマガで、関西では「かぶら」と「ら」を付けていう「かぶ」(蕪)の正式な名称は「かぶ」ではなく「かぶら」で、全国的には関東地方の呼び名である「かぶ」が定着していると書いた。 私の場合、東京弁感染状態は第4期になってしまっているようだが、「かぶ」は「かぶら」で「なす」は「なすび」である。 かぶらといえばこの時期になると「♪千枚漬けです京の味〜」というCMソングがテレビから流れていたのを思い出す。 京都の漬物屋、大安(だいやす)のCMで多分関西ローカルのCMだと思うが、今でもやっているのかどうかは知らない。 「千枚漬 CMソング」で検索したらこのCMソングがヒットした。 「かぶちゃんの唄」というらしい。ちょと懐かしい。。。 庭の片隅で雑草化しているかぶら。 もちろん種を蒔いたから生えているのだが、虫食いだらけで食べる気がしない。。。
いつもは立ち読みだけの「鉄道ジャーナル」という鉄道雑誌の表紙に阪神電車の写真があったので思わず買ってしまった。 「関西私鉄ネットワークの再編」と称して、阪急・阪神の経営統合の意味や、今日10月28日から実施されているダイヤ改正の概要、2009年春に予定されている阪神と近鉄の直通運転の記事などが載っていて、この直通運転の記事には相互直通運転用として登場した阪神の新型車輌「1000系」の車内写真も載っていた。 「1000系」については他で紹介されていた写真では蛍光灯にカバーがついていないように見えて気になっていたのだが、この記事にははっきりと「蛍光灯はグローブレスとなった」と書いてある。 以前「今日の症状」でも書いたように、東京の電車は蛍光灯が剥き出しなのに対して、関西ではカバーをつけるのが常識だったはずだ。 調べてみると、難燃性基準の改正により樹脂製の蛍光灯カバーが使えなくなったということらしいが、阪急では半間接照明を、JR西でさえもグラスファイバーの蛍光灯カバーを採用しているようなので、阪神ファン(タイガースも好きだが阪神電車はもっと好き)としては東京の電車のように実質本位で見栄えを気にしないような車輌は作って欲しくない。 カバーがあろうがなかろうが、関東に住んでいるあんたには関係ないでしょ、と言われればその通り。 オレンジの車輌は阪神の8000系で、ひと昔前のこの車輌にはもちろん蛍光灯カバーが付いている。
『そんな慌てて行ったかて・・・疲れてもうて仕事の能率悪いやん』と大阪弁で書かれた広告をBlogで紹介したところ『ネイティブみたいな筆致にちょっと感動』というコメントをいただいたが、私は『行った「かて」』とも『疲れて「もうて」』とも言わない。 私が使う『そんな慌てて行っ「たって」・・・疲れて「もて」仕事の能率悪いやん』は正調関西弁ではないようだ。 「大阪ことば事典」には 『カテ(助):とも・ても・でさえも、の意にいう助詞である。 [例] そんなひどいことせんカテ(デモ)ええやないか。今からカテ(デモ)おそいことあらへん。見たカテ(見テモ)かまへん(この場合には、さらに「見たてかまへん」と省略されることがある)。長うカテ短うカテどうにでも切ったるで。 「雨でも降ったらどうするねン」の場合には、あくまでもデモであって、カテでも、ナトでもない。』 と書かれているが、『長うカテ短うカテ』という言い方は今まで聞いた記憶がない。 今まで『長うテモ短うテモ』が正調関西弁だと思っていたので、東京弁感染の根は相当深いようだ。 『だから!』じゃなくて『そやさかい!』にすればいいのに。でも私は『そやさかい』とは言わず『そやから』という。 |