東京弁は感染るんです
「狸汁」というのはタヌキの肉を大根、ゴボウなどと煮た味噌味の汁のことだが、タヌキの肉は獣臭いので味噌味にでもして臭みを消さないとても食べられたものではないらしい。 東京の有楽町で「たぬき入り」と書かれた看板を見つけた。 もちろん「狸汁」を食べさせてくれる店ではなく、定食のそばに揚げ玉(天かす)が入っているというだけのことなのだが、揚げ玉のことを「たぬき」と呼ぶのは何かケッタイな感じがする。 以前、今日の症状で書いたように、神戸・大阪では揚げの入ったうどんの「きつね」に対して揚げの入ったそばを「たぬき」と呼ぶが、東京ではうどんに揚げ玉を入れると「たぬきうどん」、そばに入れると「たぬきそば」になる。 東京の「たぬき」は、天ぷらのタネ抜きから「たぬき」になったと言われていが、それでも揚げ玉を入れた瞬間に「たぬき」に変身するのであって、揚げ玉自体が「たぬき」なのではないと思う。 (まぁ、どうでもよいことですが。。。) タヌキの肉は臭みを消すために、肉を稲ワラで包んで1週間ほど土中に埋め、さらに掘り出した肉を2時間ほど 流水にさらす必要があるらしい。そこまでして食うか! (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
Blogにも書いたが、大阪では冷奴に「からし」をつけるのが定番らしい。 わさび醤油なら豆腐と合いそうな気もするが、わさびもからしも辛みの成分はどちらも同じアリルイソチオシアネートという物質なので、わさび醤油が冷奴に合うのならからし醤油も多分合うと思う。 からしといえば、関東では「わさび」や「からし」は「からい」、「塩」や「醤油」は「しょっぱい」と区別をするが、関西弁ではどちらも「からい」の一言で片付けてしまう。 「かろーて食われへんがな」と言われたときに、唐辛子を入れすぎたのか、それとも塩を入れすぎたのか区別できないが、どうしても区別したいときには「塩からい」と言えばよいので特に不都合は生じない。 チューブ入りにおされて粉のわさびとからしは影が薄い。
「ぶつぶつ恐怖症」という言葉があるのかどうかは知らないが、ネットで検索してみると100件以上検索されるので、世の中には「ぶつぶつ」したものが嫌いな人はかなりいるのかも知れない。 私は、「ぶつぶつ」したものが恐怖だというわけではないが、それでもシダの葉の裏の胞子嚢などを見るとあまりいい気はしない。 写真は、我家の庭に勝手に生えてきたシダ(多分、ヤブソテツの仲間)で、見ていると「いーっ」となってくる。 「いーっとなる」という言い方は多分関西弁だと思うが(大阪ことば事典には載っていなかった)、標準語では何というのだろう。 この「ぶつぶつ」よりもっとキショクの悪い写真を2003年6月の「今日の戯言」に載せている。(見ないほうがいいかも)
私の会社もチーム・マイナス6%(地球温暖化防止「国民運動」の愛称)に参加しているので、夏場はいわゆるクールビズで、というお達しが出ている。 私の座っている席は文字通り窓際で窓を背にして座っているが、エアコンの噴出し口が近いく館内の温度が28度に設定してあっても寒いので、お達しに逆らっていつもネクタイをしている。 ネクタイをしているので当然カッターシャツを着ている。 カッターシャツを関東ではワイシャツというが、ワイシャツとはホワイトシャツの転訛語なので、白くないシャツまでをワイシャツと呼ぶのはおかしいと前から思っていて、関西方面で使われているカッターシャツという言葉のほうが正しいと思っていた。 しかし「カッター」とはどういう意味なのかわからないので調べてみると、何と、このカッターシャツという言葉はスポーツ用品のミズノ株式会社が「勝った」をもじって作った和製英語なのだそうだ。 知らんカッター。 神戸のクリーニング店の広告。 「ワイシャツにアイロンをかける」を関西弁でいうと、「カッターシャツにアイロンをあてる」。 |