東京弁は感染るんです
ホタルを見に城山町のホタルの里へ行った。 隣町まで行かなくとも、相模湖町内でもホタルが見られる場所は何ヶ所かあるのだが、やはりホタルの里だけあって城山町のほうが数が多く、幻想的な雰囲気が味わえる。 ホタルが光るのは仲間どうしのコミュニケーションのためだと言われているが、ホタルの世界にも方言があって、ゲンジボタルのオスの発光周期は西日本と東日本で差があるそうだ。 西日本では2秒に一回、東日本では4秒に一回発光し、その分布境界はフォッサマグナにあるらしい。 また、発光のピークとなる時間も違っていて、東日本の19時45分に対して、西日本では20時30分というズレが見られるそうだ。 西のホタルのほうがせっかちで、宵っ張りらしい。。 安物のデジカメではホタルは撮れない。
図書館で
「花・鳥・虫のしがらみ進化論」という本を借りてきた。 この中のウメボシのタネはなぜ硬いか、という章に 『一方、鳥には歯がないので、そんなに種皮を頑丈にしなくてもいいように思われますが、実際は砂嚢という丈夫な胃(筋胃)を持っています。俗に”砂ずり”といって、焼き鳥屋などで、出てくるやつです。』 という一節があった。 砂肝のことを関西では砂ずりというので、この本の著者は関西人ではないかと思い著者略歴を見ると、案の定、大阪府枚方市に生まれる、と書いてある。 著者は立教大学の先生なので現在は関東にお住まいだと思うのだが、関東では砂肝というのをご存知なかったと見える。 進化は謎に満ちている!
アマゾンで関西弁の本を3冊買った。 『コテコテ大阪弁訳「聖書」』と『試験に出る関西弁会話集中講座』と『大阪弁の詰め合わせ』の3冊である。 『コテコテ大阪弁訳「聖書」』は、新約聖書の「マタイ福音書」を大阪弁に全訳した本である。 私はキリスト教徒ではないので聖書の全文など読んだことはないが、教養の一環(縁遠い言葉だ)として読んでみようかと思い買ってみた。 まだ最初の2〜3ページを読んだだけだが、結論。 聖書と大阪弁は合わない。 2000年11月20日に初版第一刷が発行されたままなの、多分売れてないのだろう。 『大阪弁の「聖書」があったってイイじゃないか!』だそうです。
今朝の朝日新聞から。 朝日新聞の「ことばの交差点」というコラムによれば、ペケ(×)というのは横浜から広まった外来語なのだそうだ。 ペケが外来語だというのは、何かで読んで知っていたが、関西ではバツというよりもペケというほうが普通なので、神戸あたりから広まった言葉だと思っていたが、そうではないらしい。 「大阪ことば事典」によれば、 『ペケ:(1)駄目。いけないこと。さらにペケポンとも。 [例] 馬券全部はずれて、さっぱりペケポンや。 (2)×印。ばってん。 [例] 答案用紙にペケがずらっとならんでよる。』 ちいさい子どもはペケポンと言うかもしれないが、この例文のようにおっさんが「さっぱりペケポンや」とは言わないような気がするが、どうだろうか。 マレー語の「pergi」からきたという説が有力。 |