東京弁は感染るんです
関西親:「おまえみたいに勉強せーへん子ぉは、もー知らん。勉強なんかせんでもえー」
関西子:「もー勉強なんかせーへんわい」
関東親:「おまえみたいに勉強しない子は、もー知らない。勉強なんかしなくてもいぃ」
関東子:「もー勉強なんかしないやい」
このように共通語で「〜ない」というとき関西弁では「〜へん」という否定形を、「〜しなくても〜」
という表現をするときには「〜ん〜」と否定形を使うことが多い。
しかし、公の場では「〜ない」という表現を使うことが多いので、「〜へん」は東京弁に感染しやすい言葉である。
「あらへん」と「あかん」は共通語にはない言葉なので、東京弁にはなかなか感染しにくい。
(*注1):「知らへん」とは普通言わへん。
(*注2):京都では「行かない」を「行かへん」、「行けない」を「行けへん」と使い分けるらしい。
神戸では「行けない」は普通「行かれへん」という。
|