東京弁は感染るんです


関西弁基礎講座 第1講 


  数のかぞえかたと友達の誘い方

私が生まれ育った神戸の須磨では、数をかぞえるときだれもが節(ふし)を付けて数をかぞえていた。
京都や大阪でも同じような節をつけて数をかぞえるのかどうかは知らないが( 多分同じだと思う。知っている人、教えてください。→  )、少なくとも東京地方で
はこのような節を付けて数をかぞえることは無い。

楽譜をクリックするとMIDIで音が聞こえます。)
1から20までの数え方

1から20までで、ワンセットになっている。21から40までがワンセットで以下同じように繰り返す。

     
楽譜をクリックするとMIDIで音が聞こえます。)
21から40までの数え方



子どもが風呂で数をかぞえるときや、鬼ごっこで数をかぞえるときは必ずこの節をつけて数をかぞえる。
例えば、「アルファベットのAからZまで言え」と言われたとき、大人でも「えーびーしーでぃーいーえふじー」と「きらきらぼし」のメロディで言う人がいるが、これと同じで数をかぞえるときはどうしてもこの節で数をかぞえてしまうから不思議だ。
節というより、関西弁のアクセント(イントネーション)と考えたほうがよいかもしれない。




子どもが友達をさそって遊びに行ったり、学校に行ったりするときも、節をつけて言う。(これは、子どもだけ。さすがに大人は言わない。)

楽譜をクリックするとMIDIで音が聞こえます。)
けんちゃんあそびましょ

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たかおちゃんあそびましょ

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ともこちゃんあそびましょ

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よしろーちゃんあそびましょ

名前によってアクセント(ここではメロディ)が変わる。
学校に行くときは、「あそびましょ」が「いきましょ」に変わる。
(子どもたち、今でも節つけて友達さそっているんかなぁ? 知っている人、教えてください。  
→ 掲示板 )

1から10まで一まとめに数えるとき、子どもたちは(悪ガキたち。女の子と大人は言わない。。。多分)「ぼぉさんがへーこいた」と言いながら数える。

楽譜をクリックするとMIDIで音が聞こえます。)
ぼぉさんがへぇこいた


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