東京弁は感染るんです

感染 第4期

【東下り(東京弁では上京という)後 15年以上経過】

よく知られている関西弁に「何々するやん」など語尾が「やん」で終わる言葉がある。

横浜弁ではこの「やん」が「じゃん」になる。

  東京弁の一種である横浜弁に感染すると
  「何々するやん」
  (なに^なに す^る^やん)  「●^」は●の音を高く発音する
  と言うべきところで
  (なに^なに す^る^じゃん)と言ってしまうようになる。
  さらには
  (なに^なに す^ん^じゃん)となり、最後には
  (なに^なに す^んじゃん)とアクセントまで東京訛りにる。

こうなると、重症である。
この頃には、東京の濃い味のうどんも美味しく食べられるようになっているはずである。

第4期でも、正しい関西弁を話せる人と話す場合は、まだ正しい関西弁が喋れることが多い。
努力すれば、回復の望みあり。

完璧に関西式アクセントで話す人で語尾だけが「じゃん」になる人がたまにいる。
これは第4期とは言い難く、初期の段階で感染の進行が止まっている珍しい例である。
(中島部長! あなたのことです!)




正しい関西弁を話せる人と話しても、東京式アクセントが出てしまう。
上方落語より東京の落語のほうが面白いと思ってしまう。
「たぬきうどん」というと「うどんに揚げ玉」がのっているものだと思う。
(関西ではうどんにあげがのっているものを「きつね」、そばにあげがのっているものを
「たぬき」と言うので、たぬきうどんなるものは存在しない。)

こうなると回復の見込みはほとんど無く、末期症状と言ってもよい。

こうなる前に、早く気付いて、東京弁の感染から身を守りましょう。





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