東京弁は感染るんです

感染 第2期

【東下り(東京弁では上京という)後 5年程度経過】

ある特定の単語のアクセントが東京式アクセントになる。


例えば、上の文章の関西弁での正しい読み方は
( ある、と^く^て^い^の^たんごの^・・・・)であるが、
東京弁に感染して、それが第2期にはいると
( あ^る、と^く^て^い^の^たんごの^・・・・)と
読んでしまう。       (「●^」は●の音を高く発音する。)

東京弁では
( あ^る、とく^て^い^の^た^ん^ご^の^・・・・)
であり、「ある」という所のアクセントが東京式になってしまう。

その他、「これ」(関西弁では こ^れ^ 東京弁では これ^)
      「今日 きょう」 (関西弁では きょお^ 東京弁では きょ^お)
      「今 いま」 (関西弁では いま^ 東京弁では い^ま)
      「まだ」(関西弁では まだ^ 東京弁では ま^だ)
      「テレビ」 (関西弁では てれ^び 東京弁では て^れび)
      「かなり」 (関西弁では かな^り 東京弁では か^なり)
などが東京式アクセントに成りやすい。

第2期になると、冷静になれば東京弁に感染していることがわかるが、まだ言葉の大半のアク
セントが東京式であるため、自覚できないこともある。




関西弁では買ったは「こーた」 (こ^ーた)、借りたは「かった」(か^っ^た)と言う。
(●^は高く発音する)
「その本、図書館でかってきてー」と言うのは、図書館で本を販売しているのではなく、図書館
で本を借りて来て下さいの意味。
第2期になると、買ったの意味の「こーた」や借りたの意味の「かった」を東京弁と同じように発
音してしまうことが多くなる。



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